川にごみを流さないことを学ぶとともに、環境についてみんなで調べた内容を発表する環境教室が3月8日(月)福野小学校で開催され、児童が身近な環境問題などについて理解を深めました。

環境省の調査によると、富山県の海岸漂着物の約8割が内陸部から河川を通じて流出し、中でも小矢部川の河口部である六渡寺海岸が最も漂着物の割合が多いという報告がされています。南砺市では、身近な川が海とつながっていることを意識し、川にごみを流さないことが海に面していない上流域に暮らす住民の役割と考え、海岸漂着物発生抑制のための調査などを行っています。

この日は、福野小学校4年生の児童108名が参加。前半は「上流域の南砺市からきれいな海をまもろう!」と題した講演が行われ、GPS発信装置付き漂流ボトルが小矢部川を流れる映像の視聴や、関連するクイズに挑戦しました。児童からは「川のごみを減らすために、自分たちでもいろいろできることが分かった」「海岸での清掃活動に参加したいと思った」などと感想を発表していました。

後半ではこれまで調べてきた環境学習についての報告会を開催。エネルギーグループ、水グループ、ごみをへらそうグループが、それぞれ調査した内容をみなさんに説明しました。

このうち、ごみをへらそうグループでは、給食から出るごみや、ごみを減らすための取組みについて紹介。SDGsにおける12番のゴール「つくる責任 つかう責任」にも触れ、自分たちが大人になる2030年に世界中のごみが減るよう、小さなことからできることを実施したいと元気よく発表していました。

南砺市では今後も、児童・生徒への環境教育、また市民への環境・SDGs啓発活動を進めていきます。

©ECOTOすべての権利を保有。

or

Log in with your credentials

Forgot your details?