南砺の魅力を描く大漁旗のデザインが完成

市内3つの高校(南砺福野、南砺福光、南砺平)の生徒が協力して制作した大漁旗のデザインを、田中市長に披露しました。

このデザインは、東京大学生産技術研究所などが実施する、全国各地の魅力を描いた大漁旗を東京大学安田講堂に集結させるプロジェクトに参加するため制作されたもの。東京大学とオンラインで結んで実施された8月のワークショップでは、SDGs(持続可能な開発目標)について学ぶとともに、大漁旗制作に向けたアイデアを出し合いました。その後、3校の美術部や生徒会などの15名が高校の垣根を越えて協力し、南砺の魅力を凝縮した1つのデザインに落とし込みました。

大漁旗のデザインは、綺麗な水や空気に恵まれた水田の風景に、城端の曳山の大きな車輪をイメージした水車を組み合わせ、水車の中に五箇山の合掌造り集落や井波彫刻、柿、里芋など市内の伝統文化や特産物を配置。豊かな自然に囲まれていることや、世界遺産の合掌造り集落に代表される伝統文化が多く継承されていることを表したキャッチコピー「自然に澄む 文化に住む」が添えられています。

9月29日(火)には、生徒の代表8名が南砺市役所を訪れ、田中市長にデザインやキャッチコピー、水車がゆっくり回る姿が、持続可能な発展を表していることなどを説明しました。

南砺福野高校生徒会長の和田恵一さん(2年)は「3校合同だったのでイメージがたくさんあり、それを1つにまとめるのが一番大変でしたが、統一感のあるものになって良かったです」と仰っていました。

今後、このデザインを元に、縦1.4m×横2.1mの大漁旗が制作され、来年初頭、全国の自治体が制作した旗と共に東京大学の安田講堂に集結する予定です。