大学生が中心なって制作し、今年6月にお披露目となった「なんとSDGsボードゲーム」を活用した初めての授業を7月12日(月)に福野小学校で開催。南砺の要素が盛りだくさんのゲームを、子どもたちが楽しく体験しました。
なんとSDGsボードゲームは、包括連携協定を締結する富山県立大学で活動する学生団体「地域協働研究会COCOS(ココス)」が中心となり、同大学地域協働支援室やなんと未来支援センターの各職員などがアイデアを出し合って制作。サイコロ鉛筆を振って出た目のコマを進め、マスに書いてあるSDGs関係の内容に従って「人材とお金」のチップを獲得いくゲームです。途中、集めたチップを使って南砺に関係するプロジェクトを実行するなど、楽しみながら地域の取り組みやSDGs17のゴールについて学ぶことができます。
この日は福野小学校(梨谷一男校長)の5年生が、総合的な学習の時間を活用して実施。進行役として参加したCOCOSの山浦稜太前代表と今井一輝前副代表が説明を行ったあと、みんなでがゲームにチャレンジしました。
ゲームが始まると、みなさんゲームに熱中。各マスに書かれたSDGsに関連する指示に一喜一憂しながら、楽しく理解を深めました。
ゲーム終了後には振り返りの時間を設け、それぞれが思ったことなどを用紙に記録し発表。「みんなで頑張らないといけないことが分かった」「家でもできることに取り組んでいきたい」「遊びながら学べるので、もっと多くの人に体験してほしい」といった意見が聞かれ、身近でできるSDGsの取り組みなどに関心を寄せました。
最後に、ゲームで使用したサイコロ鉛筆(市内産のスギ材を使用)が子どもたちにプレゼントされ、みなさん非常に喜んでいました。
このボードゲームは、各種学校や団体などへの出前講座などで活用するほか、南砺市内の各種団体などを対象に貸し出しを行います。また、後日ゲームのデータを南砺市ホームページなどに掲載し、ダウンロード・印刷いただくことで体験できるようにする予定です。