富山国際大生が南砺市の課題解決策を提案しました!

11月3日(金・祝)、南砺市と包括連携協定を締結する富山国際大学による授業「地域づくり実習」の報告会が南砺市役所大ホールで行われ、学生が市内の事業所やまちづくりに関するアイデアを発表しました。
 

この授業は、地域のさまざまな組織へのヒアリングなどを通じて課題などを発見し、SDGs(持続可能な開発目標)の観点を踏まえて「もっとこうしたら事業所や地域が良くなる」といった提案を発表するもの。現代社会学部の1年生約120名が20のグループに分かれて、市内でのフィールドワークを行い、学生目線のアイデアを考えました。

約半年の成果を披露する場となったこの日の報告会では、各グループ代表者が発表を行い、会場での一般聴講者のほか、希望する市民がオンライン視聴の形で参加。各グループの提案発表を、同大学の高木利久学長、大谷孝行現代社会学部長、田中市長、市川総合政策部長が審査しました。

発表には、建設業界の魅力アップ策や市内小中高生を紹介する番組配信、電力などエネルギーの地産地消策など、学生ならではのアイデアの数々が披露されました。

最優秀賞に輝いたのは、「フードリボンを広めよう」と提案したグループ。フードリボンとは、「1.飲食店を利用するお客さんが、店内で1つ300円のリボンを購入。2.購入されたリボンはお店に掲示される。3.子どもたちは、お店に掲示されたリボンで1食分の食事ができる。」という仕組みで、このフードリボン活動を市内飲食店で広め、子どもたちの食と安心を繋ぎ、子ども達が過ごしやすい南砺市をつくろうというもの。市内でフードリボンを実践するFunny’s Kitchen(南砺市布袋)を訪問しての提案でした。

発表を聞いた田中市長は「市が目指す姿にマッチした提案が多く、たくさんの企画や提案をしてくれたことに感謝します。皆さんのアイデアを施策に取り入れていきます」と講評を述べました。

<審査結果(カッコ書きはフィールドワークで訪問した事業所)>
(第3部)
■最優秀賞
フードリボンを広めよう(Funny’s Kitchen)

■優秀賞
情熱は伝播する ~Wine & Passion~(トレボー)

■特別賞
合掌造りと人の軌跡 ~歩み寄る僕たちと~(合掌かずら)

■ノミネート賞
ドローンで遊ぼう!!みんなおいでよ!!斉藤組!!(斉藤組)
イマドキ若者が創る!南砺市の魅力発信プロジェクト(南砺市 南砺で暮らしません課)
目指せ!フードロス0の無人販売! (道の駅福光)
子供たちから大人になんとエナジーの事業を広めよう(なんとエナジー)

(第1・2部)
■ブラッシュアップ大賞
広めよう南砺市クリエイタープラザ!(南砺市クリエイタープラザ)

■努力賞
南砺市一大観光地化計画(南砺市観光協会)
森林組合の活動認知とペレットの普及を目指す(森林資源利用協同組合)
子育ては共有するもの(誰でもハウスめぐみ)

当日プログラム